バンクーバーで暮らす①~住宅の種類~

カナダで暮らす!
この記事はこんな人におすすめ!
・バンクーバーの住宅事情を知りたい
・留学・ワーキングホリデーを考えており、生活にかかるお金が知りたい
・留学・ワーキングホリデー中に住むところに迷っている

留学生のバンクーバー住宅事情

近年円安、日本の賃金が長年上昇していないことから海外での生活に注目が集まっています。まず初めに、バンクーバーで暮らす上で一番費用が掛かり、重要な住宅についてお伝えします。

ここ最近、バンクーバーは住宅不足の影響もあり、不動産価格や家賃が上がっていっており、日本のように一人暮らしをすることは難しい状況です。そこで留学生がよく選ぶホームステイ、シェアハウス等のオプションをそれぞれのメリット、デメリットと共にご紹介します。もちろん住宅によりますが、多くの場合はWi-fi、電気代、水道代込みの1ヶ月の金額と考えてください。

まず前提として、家賃は家の場所によって変わってきます。バンクーバーの電車Skytrainの料金はゾーン制になっており、ゾーンをまたぐことによって料金が変わるシステムになっています。そのため1ゾーンのバンクーバー市内より2ゾーンになる郊外・周辺都市のノースバンクーバー、リッチモンド、バーナビー、3ゾーンのサレー、コキットラムとダウンタウンから離れるにつれて交通費、時間がかかる分家賃は安くなっていきます。費用を抑えることを重視するのか、利便性を重視するのか、安全面を重視するのか等状況によって選んでもらえればいいかと思います。

※価格帯はあくまで目安です。

成人の方の多くは学校やエージェント指定のホームステイやレジデンスに1~3か月程滞在されて生活に慣れた後、ご自身でシェアハウスやシェアルームを探して移られるケースが多いです。

Transit Maps
Transit system maps for SkyTrain, SeaBus, and West Coast Express in Metro Vancouver.

ホームステイ:価格帯$1100~

探し方:学校やエージェント手配、ウェブサイトでプライベートホームステイを探す

慣れていない海外生活でいきなり一人で部屋を探して入居し、自分で食材を買って自炊をしたり外食をするのは難しいかと思います。そこでおすすめなのがホームステイで、衣食住を確保して困ったときはホストに聞くことができます。学校やエージェントの紹介で最初の2~3ヶ月をホームステイで過ごし、生活に慣れてきたころにシェアハウス等を探される方が多い印象です。もちろんとても気に入ったホームステイが見つかれば、空き状況を確認して延長するのもいいですね。

メリット:
・食事つきのためしっかりとご飯が食べられる、基本的な家事はホストがやってくれる
・ホストファミリーと交流してカナダの暮らしを体験できる
・困ったときにホストファミリーに相談できる
・季節ごとのイベントをホストと過ごせる
デメリット:
・安全性の問題からキッチンが使えない場合もあり自炊ができない
・外食をする場合費用が掛かる
・自分で選べず学校やエージェントが手配することが多いためホストファミリー・食事が合わない可能性がある
・食事の時間・門限あり

シェアハウス:価格帯 $800~

探し方:Craigslist, kiji等の現地サイト、JPカナダ、Facebookマーケットプレイス、友達の紹介

カナダでの生活にも慣れてきて、なるべく生活費を節約したいという方にお勧めなのがシェアハウスです。カナダの家は何世帯かに分かれており、それぞれの階に別の家族、人たちが住んだりしていることがよくあります。大家さんが大きな家を部屋ごとに貸し出したり、大家さんが住んでいる下の階(ベースメント)を貸し出しているケースも多いです。

中でも郊外の家は比較的安価で費用を安く抑えられますが、その分交通の便が悪かったり、設備が古いこともあるので注意が必要です。日本とは違い、不動産業者が仲介に入らず個人間のやり取りになるので、注意をしないと不利な契約や詐欺にあってしまうこともあります。具体的な探し方や注意点については別の記事を参考にしてください。

メリット:
・自炊ができるため工夫次第で費用を抑えられる
・色々な人と交流することができる
・自分のペースで生活ができる
・自分で立地や条件を絞って選ぶことができる
デメリット:
・ルームメイトと文化・衛生面の考え方の違いからトラブルになる可能性あり
・基本的にシャワー・トイレが一緒のため使いたいときに埋まっている可能性がある
・場所によってはスカイトレインやバスへのアクセスが悪く不便
・慣れていないと探すのが大変、自炊が必要

シェアルーム/コンドミニアム:価格帯  $1200~

探し方:Craigslist, kiji等の現地サイト、JPカナダ、Facebookマーケットプレイス、友達の紹介

こちらはそれぞれの都市の中心部に近い、日本で言うマンションのようなイメージです。都心に近く、中には建物内にジムや共有スペースがあるなど利便性は高いですが、シェアであってもその分費用が掛かってきます。予算・収入に余裕があり、安心で快適な生活が送りたい方にお勧めです。

シェアハウスと同様、具体的な探し方や注意点については別の記事を参考にしてください。

メリット:
・都心や駅が近く便利な立地、終電・バスを気にせずに遊びに行ける
・オートロック・ジム・共有スペースなど設備が充実、
・色々な人と交流することができる
・自分のペースで生活ができる、自炊ができる
デメリット:
・費用が高い、自炊が必要
・ルームメイトと文化・衛生面の考え方の違いからトラブルになる可能性あり
・基本的にシャワー・トイレが一緒のため使いたいときに埋まっている可能性がある
・慣れていないと探すのが大変、自炊が必要

 

学校のレジデンス(学生寮):価格帯 $1300~

探し方:学校手配

最後に学校手配のレジデンスについてです。学校が所有している物件に生徒さんが入居する形で、学生寮のようなものと思っていただければいいかと思います。学校が管理しており、同じ学校の生徒が滞在するため、安心して住むことができます。ホームステイに比べて自由度は高いですが、元々滞在費用が高く設定されており、食費も含めると費用がかかってきます。渡航する前に学校で手配してもらえることが多いので、こちらもホームステイと同じように、カナダでの生活に慣れるまで利用される方が多いかと思います。

メリット:
・他の留学生と住み、交流ができる
・自炊ができるため自分の好きなものを食べられる
・学校から近い場合が多い
・学校で手配してもらえ、困ったとき学校の担当者に相談できる
デメリット:
・費用が高い、自炊が必要
・ルームメイトと文化・衛生面の考え方の違いからトラブルになる可能性あり
・基本的にシャワー・トイレが一緒のため使いたいときに埋まっている可能性がある
・全ての学校にあるわけではない

 

いかがだったでしょうか。それぞれメリット、デメリットがありますので、ご自身の予算、通学場所や通勤場所、目的(快適さを求めるか、節約を重視するか)等によって考えてもらえればいいかと思います。

別の記事で詳しい家の探し方も書いていますので、シェアハウス/ルームの探し方も合わせてご覧ください!

 

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