バンクーバーでカフェのお仕事!素敵な同僚に囲まれて過ごした英語漬けの日々♪

働いている人インタビュー(飲食・カフェ)

Vancouver(バンクーバー)でカフェの就労体験談

・場所:バンクーバー
・職場:カフェ(レジ・コーヒー作り)
・住宅:シェアハウス&ホームステイ

留学生に大人気の都市バンクーバーのカフェで、バリスタとして充実したワーキングホリデーの期間を過ごされたKさんからの体験談をご紹介いたします!

カナダのカフェで働くってどんな感じなのだろう?大変なのかな?そんな皆さんの疑問を解決してくれる素敵な体験談となっています。バンクーバーでワーキングホリデーをしてみたいな!と思っている皆さんの背中をきっと押してくれますよ♪


カナダのカフェで働いていて感じた日本との違いは何ですか?

私は、バンクーバーの少し郊外にある、カナダで人気のチェーン店でJANキャリのプログラムを通して働いていました。チェーン店というと日本ではマニュアル通りに働くことが多いかと思いますが、カナダではチェーン店と言ってもマニュアルに固執しないフレンドリーな接客で、リピーター客も絶えないお店でした。

カナダと日本のカフェ、違いと言えばまずスタッフがリラックスして働いていること。テキパキ仕事をこなし、やるべきことをできるだけ短時間で終わらせたら、スタッフ同士でおしゃべりをしたり、窓ふきなどをしながらお客さんとの会話を楽しんでいます。

もうひとつ大きな違いは、すべてのお客さんがスタッフに感謝の言葉をかけるということ。お客さんが「ありがとう」と言い、私たちスタッフは「どういたしまして」と返す。さらに多くのお客さんがチップを専用のカップに入れてくれます。

日本ではどうしてもお客様の立場が上になってしまうことが多いと思いますが、カナダではお客様も、お店の人も同等の立場で、お互いを尊敬している人が多いなという印象を受けました。

カナダのカフェでお仕事をしていて印象に残っていることはありますか?

初めて出勤する日は、とても緊張していて、すごく不安だったのを覚えています。でも、お客さんはすぐに私に気付いて「あなた新人さんね、ようこそ」、と優しく声をかけてくれたりしました。この一言で私の緊張はかなり和らぎました。

また、ある日一人でレジに立っていると、外を歩く男性とガラス越しに目が合いました。カナダ人は目が合うと微笑みかけてくれるので、私もつい笑顔になってしまうのですが、その男性は入店しコーヒーを買ったあと、「君の笑顔にチップを」と言い、コーヒー代より高い金額をカップに入れて立ち去って行きました。最初は少し驚きましたが、自分の接客で、お客さんを笑顔にさせることができているんだな、と思いすごく嬉しかったのを覚えています。

カナダのお客さんはどうでしたか?また同僚とは仲良くなれましたか?

ある日、ベテランのスタッフさんが休憩に入ったため、私は一人で業務をこなすことになり、お客さんをかなり待たせてしまったことがありました。その中には毎日2回以上来る常連さんもいて、翌日お詫びすると、「そんなこと思わなくていいんだよ。毎日少しずつ成長していけばいいんだから」と言ってくれました。その後もたびたび一人で業務をこなす機会がありました。レジとコーヒー作りを同時進行で行うのはすごく時間がかかり、お客さんが「私のオーダー忘れてる?」と心配して尋ねるほどでした。でも作っていると分かると、「大丈夫よ。ゆっくりでいいからね」と笑顔で言ってくれました。すべてのお客さんがそうでした。

英語でオーダーを聞き取り、コーヒーを作るという同時作業は、慣れるまではすごく大変で、挫けそうになってしまうこともありましたが、そんな私を暖かく見守ってくれる優しいお客さんが沢山いましたので、一生懸命頑張れました。

また、ここのカフェはスタッフさんも優しく、暇な時間には日本のことやお互いの旅の経験など、たくさんおしゃべりしました。とっても早口で聞き取るのが難しく、よく見当違いの返答をしてしまいましたが、その恥ずかしささえも良い勉強です。私がカフェラテ作りに興味があることを知っていたようで、ラテのオーダーが入ると「作る?」とよく聞いてくれました。

素敵な同僚、お客さん、環境でお仕事ができたことは、私にとって一生忘れない思い出になりました。JANキャリのプログラムに参加して本当に良かったです。

カナダのカフェでお仕事をしていて大変だったことはありますか?

これは私の話ではないのですが、私と同時期に入った日本人女性は3ヶ月間、市内の語学学校に通っていたそうなのですが、接客英語がまだまだだったのと、緊張で顔がこわばっていたようで注意を受けていました。オーナーが私を呼び、「彼女に伝えてくれ。お客さんの言っていることが理解できなくてはカスタマーサービスという点で不十分だ。もっと英語を勉強してくれ。それからよりたくさんのチップをもらうには笑顔と、時には世間話も必要だよ、と。それから君たちの間で日本語を使うのも禁止ね!」他店ならクビになるところを彼女の成長に期待しているようでした。とは言え、彼女の勤務時間は週3時間程度になり、生活するにはとても足りません。ネイティブと同じフィールドで働くということは思っていた以上に大変で、信頼を得てこそ本当の意味でスタッフの一人になれるんだなと実感しました。

カナダでカフェのお仕事をされた感想を教えてください。

今回JANリンクのプログラムに参加したことで、自分一人の力では入ることさえ難しかったフィールドで、たくさんの有意義な経験ができました。カナダの地域に根差したカフェをご紹介頂いたため、観光客が少なく、ネイティブスピーカーの会話スピードにたっぷり触れることができました。

また、勤務開始前日、オーナーさんとの顔合わせの際にはJANキャリの担当の方が同行してくださり、不安なくその日を迎えられたことも私にはありがたかったです。一人で面接に行っていたら緊張で思うことを話せなかっただろうなと・・・。あがり症の私ですが、このカナダでの貴重な経験を経て外国人と話すことに対する抵抗が全くと言っていいほどなくなりました。諸事情によりカナダを出てしまうことになってしまいましたが、チャレンジの場はどこにでもあると前向きに考え、これからも素敵な経験を積んでいきたいです!


 

すべて英語での接客、慣れるまでがすごく大変だったと思います。でも笑顔が素敵で明るいKさんですので、きっとお客様も大満足な接客をされていたのだと思います!

素敵な同僚とお客様に囲まれながらするお仕事は大変さよりもやりがいがありますよね♪日本に帰国後も、Kさんの活躍を陰ながら応援しております。

 

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