バンフのホテルでの就労体験談

名前：Ｎさん
語学学校：なし
勤務地：バンフのホテル
ポジション：ハウスキーパー
就労期間：５か月間

『ロッキー山脈は力強く、男性的な堂々とした成り立ち。それに比べ街は小さくて可愛らしく女性的な雰囲気。』これがバンフに到着して受けた印象です、とお話ししてくださったNさんは、バンフにあるホテルで5ヶ月間ハウスキーパーとしてお仕事をされました。

寮のシェアメイトも全員違う国籍という、The英語環境で生活され、また、恵まれた職場で、素敵な同僚とお仕事をされたNさんからの体験談です。

どのような環境でお仕事をされていましたか？
特に印象に残っている思い出を教えてください。
バンフのホテルでお仕事をされた感想を教えてください。

どのような環境でお仕事をされていましたか？

私の派遣先は2つのホテルを経営していて、その日の部屋の状況でハウスキーパーはどちらかのホテル、または忙しい場合は両方を掃除します。

スタッフの国籍は、カナダ・ニュージーランド・オーストラリアーランド・アイリランド・ドイツ・イギリス・リトアニア・チリ・フィリピン・台湾・韓国・日本…と、本当に多国籍でした。私が到着した時期は冬でスノボシーズンだったこともあり、スノボ目的で滞在中のオーストラリア人の方がとても多かったです。（オーストラリアは南半球で季節が逆な為）また、私が滞在していたアコモデーションのシェアメイトは5人の少人数でした。ルームメイトはリトアニア出身で、シェアメイトは全員国籍が違い、日本人が私だけでしたので、職場でも滞在先でもコミュニケーションをとるには英語が必須となり、英語を話したかった私にはピッタリの英語環境でした。

バンフは冬でもウィンタースポーツ目当ての観光客はいますが、どちらかと言えば夏がメインの観光シーズンなので、閑散期の冬は仕事量が少ないこともありました。ですがその自由時間を利用して、仕事仲間と食事に出掛けて職場以外に友達を作り、雪山へハイキングにも行きました。私は挑戦しなかったのですが、スノボを楽しむ同僚もとても多かったです。冬のバンフも夏とは違う魅力が沢山あると思います。

特に印象に残っている思い出を教えてください。

私が滞在していた5ヶ月間は沢山のイベントがありました。ハロウィンには皆で仮装、ホテルやアコモデーションでのクリスマスパーティー、年越しのカウントダウン、毎週日曜日はSunday Fundayといって食事に出掛けたりと仕事以外もとても充実していたと思います。

カナダはクリスマスが大イベントですので、クリスマスから年越しにかけては仕事が尋常ではない程忙しかったですが、1月半ばには連休を頂いて、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴとロサンゼルスへ10日間の旅行にも行きました。カナダとアメリカは隣国ということもあり、旅行にも行きやすく、私以外の同僚もアメリカ旅行に行く人が多かったです。ホテルでのお仕事は時給も良く、何よりアコモデーション費用がバンフで一番安かったので、お金は貯めやすかったです。ハウスキーパーの仕事も、最初は大変ですが、慣れてしまえば要領よくこなせるようになると思います。

バンフのホテルでお仕事をされた感想を教えてください。

バンフはとても素晴らしい場所です。空気も綺麗で、観光客の方も私たちの様にワーホリの方も、現地の方も、皆本当に優しく心温かい方たちばかりです。カナダ人は良い人が多いなという印象です。

たまにハウスキーパーは英語力が伸びない、なんてことも多く聞きますが、私は結局すべて自分次第だと思います。確かに努力は必要ですが、世界中から沢山の人が集まるバンフでは、英語を使って友達を作る機会が沢山あると思います。目的をしっかり持って柔軟に環境に対応しながら、大自然からエネルギーをもらい、自分に正直に本音でいることが、バンフで生活する上で、そしてワーホリ生活をする上で、とても大切だと思います。

今回残念なのは、夏のバンフを見ずにバンフを離れてしまったことです。カナダに滞在しているうちに、機会があれば夏のバンフを是非経験してみたいなと思います。